課題解決事例

クリーンペーパー

CASE 2

課題

レンズの検品をする際の台紙に、スタクリン（無塵紙）を使用し、傷や汚れを検査していましたが、細かな傷などを光の反射で、見落としてしまうケースがありました。

歩留まりの改善をするためには、台紙の光の反射を抑える必要があると考え、マット調でかつ黒色に加工できないかを相談させもらいました。

提案商品

スタクリンの基本色には、ブルー、ピンク、イエロー、バイオレット、グリーン、ホワイトの6色があります。今回はマット調と黒色のご要望にお応えするために、オフセット印刷を使用した特色対応のスタクリンをご提案させていただきました。厚みも300µmへ変更し、ハンドリングの改善についても併せてご提案しました。

導入後の効果

黒色になったことでレンズ表面の確認作業がより正確になり、歩留まり向上となりました。台紙の厚みもあるので、作業の手間が軽減し、検品作業の時間も短縮できたので、非常に満足しています。

オフセット印刷なら、トナー方式（コピー、レーザープリンタ）よりインク自体の発塵が抑えられます。これは加工方法に対して長年の経験があり専門的知識のある桜井だから提案できたことでした。コストを許容していただければ私たちは小ロットからでも特注加工できる環境が整っています。